風炉の季節 6月

丸卓の始まりと飾り方

6月のお稽古です。軸には「清流無間断」清らかに流れる水は、途切れることがないという意味です。

棚は基本の「丸卓」です。「丸卓」は宗旦が川から流れてきた壊れた酒樽を見て、棚にしようと思いついたと言われています。最初は床の間に置く台として香炉と花入を飾っていましたが、利休が棚として点前に使うようになりました。ジメジメと暑くなってきた季節には、木地の棚は涼しげです。水指は「京焼」の清和窯です。まずは「竹の糸目棗」の一つ飾りです。棚の真ん中に置くことはなかなか難しいですが、水指のつまみの真上と思うと、位置が合わせやすいです。

続いての飾り方は、柄杓と蓋置の二つ飾りです。水にちなんで利休七種の「栄螺」の蓋置を用意しました。棚の向こうにチラッと見える「曳舟」の風炉先屏風も涼しさを演出しています。木地の丸卓だけ柄杓は伏せて飾ります。柄杓は7割ほど合を棚から落とし、円の向こう3分の1に合、円の手前4分の1に柄杓の柄がくるように飾ります。蓋置は、柄杓の合からまっすぐ下で柄杓の節のところに置きます。

最後の飾り方は、総飾りです。建水以外のものすべてを飾ります。茶碗は「葦に朝露」が描かれた押小路焼の茶碗です。茶碗を飾る時には、茶筅すすぎをした後に、茶碗を茶巾で清め、拭いた茶巾も絞ってたたみなおして仕組んで飾ります。柄杓を上板まっすぐに伏せて飾り「蟹」の蓋置を持って棚前に移動します。蓋置は水指の前に飾り、茶碗と棗両器を持って、柄杓を挟んで上板に飾ります。総飾りをほどく場合は、この逆回しで点前をしていきます。棚前に座り、茶碗と棗両器を持って三光に置き合わせ、蓋置を持って点前坐に移ります。蓋置を釜敷き3分の1出すところに置いたら、柄杓を取ります。

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