水指

水指 茶入・棗・茶器

膳所焼

2023/2/2  

滋賀県大津市で焼かれる陶器。天智天皇によって大津京が設営された時の天皇の「お膳を準備する所」という意味。したがって、かなり以前から膳所焼は近江の土地の器として作られていました。昔は、大江焼、勢多焼、国 ...

炉の季節 水指

水指の蓋の取り方(炉点前)

2022/11/16  

今日の水指は二手ですか?三手ですか?とよく聞かれます。 長板を使った点前の時は、水指の位置によって違います。 長板に水指が一つ置きの時は二手。着物で点前してみると分かるのですが、右手で水指のつまみを取 ...

6月 7月 水指

水月焼

2022/7/30  

我が家に一度見たら忘れられない水指があります。 水月焼の蟹の水指。 愛媛県道後温泉のお土産として作られ始めた焼物です。初代は好川恒方。二代は奥様の恒悦。お弟子さんが一人いたようですが、その方がなくなり ...

通年 水指

四君子

2022/8/18  

中国から伝わった柄で、四君子というものがあります。「蘭・梅・菊・竹」の四種類です。君子とは人徳、学識、礼儀に優れた人のことを言い、この四種類の花は君子にふさわしい高貴な草花であると言われています。林和 ...

7月 水指

朝顔市

2021/9/27  

7月6日~8日。入谷の鬼子母神真源寺の朝顔市が有名です。朝顔は奈良時代に遣唐使によって、種が薬として持ち込まれ、江戸時代には下級武士が内職として栽培していました。明治時代には、植木職人の栽培した朝顔の ...

7月 8月 水指

割蓋水指

2021/8/1  

夏のお点前では、水指が大きくなっていきます。蓋が開いた時の水は、涼しさを呼びます。そして、柄杓を入れたときには自分が水指に浸かったかのような心地よさ。 素麺鉢やすり鉢を見立てて使います。既製の蓋があり ...

通年 水指

手桶水指

2021/9/27  

利休が注文して作らせた水指に「手桶水指」があります。利休の注文書が残されていて「三ッ足のそれぞれの幅は畳の目二つを越えないようにして、全体の形を吟味するように」とあります。これにより、手桶水指が「利休 ...

2月 3月 5月 水指

菱馬水指

2023/1/15  

染付の菱形の水指。 これは、日本人が中国に依頼して作ってもらったのが始まりと言われる水指です。大きな団扇型の中に表には2頭の馬、裏には1頭の馬が描かれていることが多いです。蓋は共蓋でできており、山水図 ...

風炉の季節 7月 水指

蝶番水指

2021/9/27  

夏のお点前。大きな水指には様々な蓋が組み合わされています。今回の水指は蝶番がついた蓋の取り方になります。水指の蓋を指で押さえて開けるのですが、強く押さえると蓋が水指の中にドボンと落ちてしまいます。指の ...

7月 水指

盆蓋点前

2020/8/9  

 風炉の点前は、水指が大きくなっていきます。それに合わせて水指の蓋も大きくなってきて様々な形のものが使われます。こちらは「盆蓋」です。水指に合わせて作られた蓋がないときに、お盆を伏せて水指の蓋代わりに ...

風炉の季節 8月 水指

風炉の流し点て

2020/8/3  

 夏のお点前には、様々な演出が施されていることがあります。「絞り茶巾・洗い茶巾・千鳥茶巾」などの変わり茶巾。棚をやめて水指がどんどん大きくなっていき、それに合わせて水指の蓋の形が変わります。「盆蓋・蝶 ...

通年 水指

茶筅荘り

2020/8/3  

「茶筅荘り」という点前があります。濃茶点前ですと「小習」の中の一つとなりますが、薄茶点前でも「茶筅荘り」はあります。どんな時に茶筅荘りをするかというと、水指が名物、由緒あるもの、あるいは到来品などの時 ...

風炉の季節 7月 水指

ふくさで金魚や蝉

2020/8/4  

 夏になると楽しみなひと時。ふくさで金魚や蝉を作って飾ります。盆蓋などの大きな水指の時に飾り、涼しさを演出します。お薄点前のお遊びではありますが、ワクワクする時間です。  金魚を飾るのは、蓋上に柄杓と ...

5月 7月 水指

釣瓶(つるべ)の水指

2023/5/12  

蒸し暑いこの季節。「釣瓶(つるべ)」の水指を濡らして使うと涼しさが伝わる一服となります。「つるべ」とは、井戸水をくむために、縄の先につけておろす桶のことです。武野紹鴎が井戸の水を汲み上げそのまま水屋に ...

7月 水指

葉蓋点前

2023/7/5  

7月に入ると葉蓋の点前です。水指の蓋の代わりに「梶」や「里芋」「蕗」の葉をのせて運び出しする点前です。裏千家11代玄々斎が七夕の趣向で末広籠(唐人笠籠)の受筒を使い、梶の葉をのせて運び出しをした点前で ...

通年 水指

腰黒薬缶とは

2020/6/2  

水屋にいつも置いてあって、おなじみの水次薬缶です。「腰黒薬缶」といいます。腰の部分が黒いので「腰黒薬缶」と名前がつきました。  薬缶は昔、薬を煎じて飲むための道具でした。薬を煎じるためには、薬を入れて ...

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