風炉の季節

風炉の季節

風炉の七歪

2021/7/11  

「風炉の七歪」という言葉があります。流派によって七つは色々のようですが、風炉の置き方などを少し歪ませたり、捻ったりする置き方のことです。 これは、風炉点前は真っ直ぐ前を向いて点てる点前ですので、置き合 ...

風炉の季節 8月

氷点てのすすめ

2023/8/14  

暑い夏。何も手につかない日々ですが、そんな時こそゆっくりと一服頂きたいものです。暑いときに温かい抹茶も美味しいですが、キンキンに冷やした氷水で点てる抹茶もまた良いものです。難しく考えず、手付きのポット ...

風炉の季節 7月 水指

蝶番水指

2021/9/27  

夏のお点前。大きな水指には様々な蓋が組み合わされています。今回の水指は蝶番がついた蓋の取り方になります。水指の蓋を指で押さえて開けるのですが、強く押さえると蓋が水指の中にドボンと落ちてしまいます。指の ...

風炉の季節 8月 水指

風炉の流し点て

2020/8/3  

 夏のお点前には、様々な演出が施されていることがあります。「絞り茶巾・洗い茶巾・千鳥茶巾」などの変わり茶巾。棚をやめて水指がどんどん大きくなっていき、それに合わせて水指の蓋の形が変わります。「盆蓋・蝶 ...

風炉の季節 7月 水指

ふくさで金魚や蝉

2020/8/4  

 夏になると楽しみなひと時。ふくさで金魚や蝉を作って飾ります。盆蓋などの大きな水指の時に飾り、涼しさを演出します。お薄点前のお遊びではありますが、ワクワクする時間です。  金魚を飾るのは、蓋上に柄杓と ...

風炉の季節 茶巾

絞り茶巾・洗い茶巾・千鳥茶巾

2020/7/6  

夏の平茶碗の季節です。平茶碗では、変わり茶巾の仕組み方は3種類あります。茶巾を使って涼しさを演出します。 「絞り茶巾」 水屋で茶巾を絞ってきますが、あと1滴残したくらいで茶碗に仕組みます。夏の絞り茶巾 ...

風炉の季節 6月 茶花

蛇籠と加茂川籠

2023/5/31  

「蛇籠」と「加茂川籠」です。どちらも籠目に編む竹細工の編み方は同じですが、少しだけ太さと長さが違います。長さが長くて少し細い方が「蛇籠」で、長さが短くて少し太い方が「加茂川籠」です。どちらも同じ用途の ...

風炉の季節

桑小卓(くわこじょく)の始まりと飾り方

2021/5/1  

丸卓と合わせて基本の棚です。桑で作られていて、天板、中棚、地板があり、四本柱の二重棚です。女桑と男桑があり、女桑の方が桑の木の色が濃い色と聞いています。裏千家初代仙叟宗室が、矢を立てておく矢台から考え ...

風炉の季節

風炉の濃茶はなぜ一杓水を差すのか

2020/8/17  

風炉の点前の濃茶の所作です。濃茶を茶碗に適量入れ、水指の蓋を開けて水を一杓釜に入れてから茶碗に湯を注ぎます。釜の湯の温度を下げるためにする所作でありますが、なぜそのようなことをするのか? これは、昔の ...

風炉の季節 6月

丸卓の始まりと飾り方

2022/5/30  

6月のお稽古です。軸には「清流無間断」清らかに流れる水は、途切れることがないという意味です。 棚は基本の「丸卓」です。「丸卓」は川から流れてきた壊れた酒樽を見て、棚にしようと思いついたと言われています ...

風炉の季節 柄杓

柄杓を構える

2020/8/17  

お点前の最初の構えである「柄杓を構える(鏡に持つ)」には意味があると言われています。 柄杓の長さは、利休の脇差の長さに作られたのが始まりと言われています。武士であろうと、茶室には刀は持ち込めない時代で ...

風炉の季節 5月 茶室

畳かえの季節

2020/6/2  

 『 炉のあとは一畳青しほととぎす』(如心斎)  風炉の季節になると、炉畳をしまいます。我が家は、炉畳で炉を塞ぐだけですが、本来は炉畳のある一畳を取り替えます。一年太陽に当たらずにしまってあった畳は、 ...

風炉の季節 5月

土風炉

2023/5/27  

初風炉の季節は5月初旬です。初風炉には、土風炉が基本です。土風炉とは、素焼きの陶器の上に黒漆で塗り固めた風炉のことです。土風炉が初風炉で使われるのは、風炉の中で一番格が高い真の風炉だからです。風炉の真 ...

風炉の季節 柄杓

かざし柄杓・引き柄杓・結び柄杓

2022/8/14  

 風炉の柄杓の置き方は「かざし柄杓」「引き柄杓」「結び柄杓」の三種類です。この三種類の置き方は、千利休が弓道の所作を見て考えたと言われています。弓道は、結びで構えて、弓の弦を引いてひっぱり、かざして矢 ...

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