道端にたくさん生えている小判草です。小さいころは、虫みたいだなと思っていました。茶室で生けると、茎が細くてサワサワと揺れる感じが涼やかに見える野草です。秋になってくると、どんどん茶色くなってくるので、ますます虫のように見えますが、黄金色の小判と思って眺めてください。
もうひとつ「猫じゃらし」に似ている「兎の尾」です。「猫じゃらし」は「狗尾草(えのころぐさ)」が正式名で犬のしっぽのような野草という意味です。
「兎の尾」は「えのころぐさ」よりも短くて真ん丸です。犬のしっぽではなく、兎のしっぽという名前です。最初は真っ白だったのですが、だんだん茶色くなってきました。茶室に生けると真ん丸でかわいい野草です。
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