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ちゃせんの漢字


 ちゃせんをふるう。簡単なようでいて、道のりは長い所作です。流儀によって、泡の点て方もずいぶん違います。表千家は少し泡のないところを残してふるいます。裏千家は泡たっぷりにふるいます。表千家の少し泡のないところを残すのは、至らない亭主ですが精一杯のおもてなしです、という少しへりくだった意味で泡のない部分を残すとうかがったことがあります。
 ちゃせんの漢字は、茶筅か茶筌か?どちらが正しい書き方なのでしょうか。
「茶筌」の漢字は、漁具の筌(もんどり)の形から文字を当てたものです。
「茶筅」の漢字は、糸かがりによって竹の一本一本の先が見通せる姿から「筅」の文字が当てられています。
どちらでも正しい文字ではありますが「茶筅」の方が縁起がよいと感じます。
 茶筅の作られている場所は、奈良県が有名です。茶筅の箱には、谷村丹後とか和泉守とかが書かれています。茶筅師の祖先は、武士だったのです。奈良県の高山城主が取り潰しに遇った時、禄を失った武士たちが茶筅師となり、今でも代々奈良県でつくり続けられています。

 また、茶筅を茶碗に仕組む時、茶筅を置き合わせる時に気を付けなければいけないことがあります。
〇茶筅のかがり糸の結び目は、必ず上にすること。
〇茶器と置き合わす時も、いつも結び目を前にすること。
茶筅とうしをしていると、結び目が回ってしまって前にこないときがあります。茶筅とうしは、3回で一周するのが基本です。

(参考文献)「茶の湯稽古場日誌」黒田宗光著(淡交社)

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