12月 懐石

冬至

冬至は、二十四節気の一つで「一陽来復」などと呼ばれ、日が一番短い季節です。日が短いということは、太陽の光が弱まることであり、体調も崩しやすくなります。そこで、この日に柚子湯に入ります。「柚子」に「湯治」にかけて言霊を信じ、柚子は香気が強く邪気を祓うと考えられ、風邪予防をします。

冬至に頂くものとしては、「かぼちゃ」です。なぜ「かぼちゃ」なのでしょう。

かぼちゃは、夏に収穫されるビタミンをたっぷり含んだ野菜です。これを、冬至まで蓄えておいて、ビタミン補給をして、風邪予防をするという考え方です。

冬至の日に、かぼちゃを食べる理由は他にもあります。かぼちゃは別名は「南京(なんきん)」です。

冬至の日に「ん」のつく作物を食べようという言い伝えがあります。これは、「ん」が「あいうえお」の最後の言葉なので、
12月の年の終わりに「ん」のつくものを食べるという言い伝えです。

このほかにも理由があります。「ん」のつく作物を食べることで、「運・鈍・根」にあやかって人は幸せになれるそうです。

「運・鈍・根」とは、
事を成すには、「運が良いこと」と「根気がいること」、そして「適度の鈍さ」の3つが必要ということ。「鈍さ」とは、「愚鈍といわれるほど、我慢強く、自らの道を進むこと」を言うそうです。こんなに様々な言い伝えがあります。いかに、昔の人にとって冬至が大切であったかがうかがえます。

そう考えると、「南京(なんきん)」は「ん」が二つも重なってて縁起がいい。

その他にも、「にんじん」「ぎんなん」「きんかん」「れんこん」意外と「ん」が重なる食べ物ってあるものです。

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