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茶室の小さな入り口ーにじり口
2020/6/2
KC4D0345 茶室の小さな入り口のことを「躙り口(にじりぐち)」といいます。お茶室ならではの入口です。ここから入ってみたいんだよな~、と美術館の茶室を眺めたことがある方も多いと思います。 戦国 ...
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五色幕の色の意味とは
2022/8/12
五色の幕の意味は「陰陽五行」を表しています。 私の茶道具に、幕茶碗という名の茶碗があります。色が五色。「青・赤・黄・白・黒(紫)」です。この五色は、色々な伝統行事などで使われています。鯉のぼりの吹 ...
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風炉と炉の蓋置の違い
2020/6/10
風炉と炉の竹の蓋置は、節の位置に違いがあります。 竹の蓋置の始まりは、紹鴎が一寸三分に切って水屋で釜の蓋を置くために用いたのが始まりです。それを利休が一寸八分に改めて、茶席に使用しました。青竹で作られ ...
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柄杓の合をかけるか落とすかの違い
2021/5/25
「こぼし」は、茶道具の中で一番目立たない縁の下の力持ちです。茶碗をすすいだ湯水をこぼすので「こぼし」と言います。水を建えし(くつがえし)て捨てるという意味で「建水」とも言います。 点前の運び出しの ...
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扇子の意味と畳の縁の色
2021/4/14
茶席に入る前に、敷居より手前に扇子を置いてあいさつをします。扇子の要(かなめ)が右で竹の面が上下になるように置きます。右手で扇子を帯から抜き取り、要の方を持っておき、畳付きには竹の面に置くことで、扇子 ...
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柄杓をなぜ伏せるのかー丸卓
2020/6/11
「丸卓の木地だけは、柄杓を伏せて飾りますよ。」先生の言葉に「なんで、丸卓の木地だけ伏せるのだろう。」と思っていてもお稽古の場ではなかなか聞けないものです。 棚と柄杓の置き方に陰陽和合の決まりがあります ...
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茶杓の真行草
2020/6/9
真の茶杓ー無節・象牙 行の茶杓ー止節(元節) 草の茶杓ー中節・竹以外で作られた茶杓 茶杓の始まりは、中国から象牙で伝わりました。抹茶は薬として伝わり、茶杓は薬をすくう茶匙として伝わったので、乳鉢です ...
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柄杓の炉と風炉の違い
2020/6/11
炉と風炉の柄杓の見分け方は、3か所あります。合の大きさ・柄の切り止め・ハネの3か所です。 「どちらが風炉の柄杓でしょうか。」夏にお弟子さんに問うてみたら、「暑いからたくさん抹茶を飲みたいので、 ...
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抹茶の頂き方ー三口半
2023/3/17
「三口半でどうぞ。」初めて抹茶をいただく時に、先生がよく使う言葉です。三口半で飲むの難しいな、と思うかもしれませんが、お点前している人の方が、三口半のお湯の量を入れるの難しいなと思っていると思います。 ...
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茶筅(ちゃせん)を回す仕草の意味はー茶筅とうじ
2020/8/27
茶道における美しい所作の一つが「茶筅とうじ」。「茶筅とうじ」は「茶筅湯治」という字をあてます。茶筅を温めて、やわらかくして抹茶を点てやすくするための動作です。 「回してコチンそして見て、回してコチ ...
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帛紗・服紗・袱紗(ふくさ)の起源としまい方
2020/8/27
「帛紗(ふくさ)さばき」帛布・服紗・袱紗(ふくさ)とも書きます。茶道を始めたら、最初に覚える所作です。 帛紗の起源は諸説あるようですが、「玉勝間の十三の巻」に『物のやわらかなる事を、ふ・く・さと云 ...