切り合わせの風炉の中で、「唐銅鬼面風炉」が「真」の風炉です。
「唐銅鬼面風炉」=「台子風炉」と言われます。江戸初期の文献では「書院の台子用」として伝わり、武家社会では、目上の人のために儀礼用の茶の湯に用いられると伝わりました。
江戸時代には、一般の庶民には不用といわれていた格式の高い鬼面風炉が今では、茶の湯のお稽古場では一つはある風炉となりました。
これは、お稽古に備える風炉として切り合わせはコンパクトで釜と風炉がセットになっていたことで便利であったこと。
明治時代になり、各地の神社やお寺で家元が「献茶式」を行うようになり、目にした庶民の人々が同じものを買い求めたことによるようです。
しかしながら、本来は唐銅の鬼面風炉は台子に使う「真」のものであることは知っておきたいものです。
朝鮮風炉、琉球風炉は「行」の風炉です。本来ならこちらがお稽古に使われる風炉です。
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