9月 茶入・棗・茶器

天然忌

8月13日(旧暦9月13日)が「天然忌」となります。「天然忌」とは、表千家7代如心斎の命日となります表千家では初釜、利休忌についで大きな行事です。教室でも「天然忌」にあたってのお道具が出されていました。床には円相の中に天然と書かれた軸。これは如心斎が自画像を残すことを嫌ったため、自画像の代わりとして書かれたものが始まりと言われています。そして如心斎好みのお道具の数々。竹台子に鳳凰風炉に累座の富士釜です。この鳳凰風炉は、表千家4代江岑宗左の息女が婚礼の時に持っていった花嫁道具の一つとされています。しかし、この息女が離縁して戻ってきたため、鳳凰風炉が蔵に残っていました。それを如心斎が見つけて、竹台子にのせて、富士釜を掛けて使ったのが好みの始まりと聞いています。

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茶入は、「阿古陀茶入」です。こちらも如心斎のお好みで、溜塗りになっており、阿古陀瓜(昔のかぼちゃ)の形をしています。如心斎のお好みは、蓋は梅の木で作られていて、茶入は桜の木で作られています。仕服は如心斎好みの「如心珠金襴」です。

如心斎の功績はたくさんありますが、その一つは、裏千家家元と川上不白とともに「七事式」を作ったことです。「七事式」は、江戸時代中期に茶道人口が増えたことで茶室に落ち着きがなくなってきたことから、5名以上が同時にお稽古ができて、茶室で楽しめるように考えられた風流な遊びです。

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