大黒様とは、大国主命のこと。「大黒天」からきています。大黒天はインド神話にルーツを持つ神様でしたが、日本の仏教に取り入れられ、七福神の神様の一人となりました。 大黒様が大国主命と同じになるのは、後のことです。
七福神の中の大黒様は、豊穣の神。米俵の上にのって打出の小槌を持ち、お使いであるねずみを肩にのせています。「俵とねずみ」「小槌とねずみ」という組み合わせはよくあります。
大黒様の使いがねずみであることの由来はいろいろな説があるようですが、一つは陰陽五行が関係しています。 大黒様はその名のとおり、黒い色。黒は五行では北、よって子の方角なため、ねずみがお使いとなったとする説です。
また、もう一つは日本神話から来ています。大黒様(大国主命)がスサノオの計画によって焼き殺されそうになった時に、ねずみが助けてあげたという日本神話からきています。
お米を食べてしまう困ったネズミなのに、神の使いというのが面白いです。
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