11月

1月 11月 茶碗

麒麟の茶碗

2024/1/3  

我が家にある麒麟の九谷焼の茶碗。 麒麟とは、頭が狼で体が鹿。尻尾が牛で足が馬。一角を持つ架空の動物です。 中国から伝わる四神とは、東の青龍、西の白虎、北の玄武と南の朱雀であるが、これに中央の麒麟も入れ ...

11月 12月 茶碗

木の葉天目

2024/1/3    

木の葉天目の始まりは、中国の天目山にいた陶工が窯に入れようとしていた茶碗に葉が一枚落ちたのを取り除かずに焼いてしまった。ところが、その葉の葉脈が残り、茶碗の模様となったのが始まりといわれています。 こ ...

11月

鬼の子(蓑虫)

2024/1/3  

先日のお稽古で、茶杓銘で「鬼の子」というものを付けてくれた方がいました。 「鬼の子」とは「蓑虫」のことです。何で「鬼の子」というのか調べてみたら枕草子からきていました。 「みのむし、いとあはれなり。鬼 ...

11月 茶杓

唐紅

2022/11/14    

『ちはやぶる神代もきかず竜田川からくれなゐに水くくるとは』在原業平 「ちはやぶる」とは、「神」や地名の「宇治」にかかる枕詞。「神代」は神々が国を治めた時代のこと。「くくる」 は、括り染めのこと。布を糸 ...

10月 11月 茶入・棗・茶器

束ね柴

2022/10/11  

束ね柴とは、寒くなる季節に冬支度のため山で小枝を拾ってそれを束ねた様子を表した文様です。薪ではすぐに火が起こせないために、柴を使って火をつけます。こちらは束ね柴の蓋置。 わが家には束ね柴を積んだ舟の蒔 ...

4月 11月 12月 茶花

竹の春

2021/12/3  

私の好きな言葉の一つ「竹の春」 秋の紅葉の季節、竹だけは季節が逆転しています。春に筍だった竹は、夏にぐんぐん背が伸びて立派な竹になります。そして、秋には枝葉を伸ばし青々とした葉が生い茂ります。赤や黄色 ...

10月 11月

神嘗祭と新嘗祭

2021/10/3  

「神嘗祭」は10月17日。       伊勢神宮で執り行われる行事である。「神」は日本の氏神である天照大御神の意。「嘗」はご馳走の意。伊勢神宮の天照大御神に今年とれた初穂をお供えして感謝する日です。 ...

4月 11月

佐保姫と竜田姫

2022/3/30  

「佐保姫」とは、春をつかさどる女神の呼び名です。「佐保」とは、奈良県の「佐保山」のことです。「佐保山」は、平城京の東側にあります。方角の「東」は、陰陽道の四季で表すと「春」に当たります。そのため、「佐 ...

10月 11月 茶入・棗・茶器

紅葉狩

2021/10/29  

能の演目に「紅葉狩」があります。 平維茂(これもち)の鬼退治の話です。 維茂が戸隠山で鹿狩りをしている途中、高貴な女に誘われ、酒を勧められ酔いつぶれてしまいます。 高貴な女は、戸隠山の鬼神であり、眠っ ...

4月 11月 着物

七五三

2020/11/15  

11月15日は「七五三」ですね。子供の成長を祝うものですが、始まりは江戸時代、徳川三代将軍家光の四男、徳松(後の将軍、綱吉)が病気がちであったため、徳松が無事に5才になったことをお祝いしたのが始まりと ...

11月

十日夜

2021/11/4  

「十日夜(とおかんや)」をご存知ですか。「十日夜」というのは「三の月」十五夜、十三夜の後の月です。旧暦10月10日にあたります。 「十日夜」とは、稲の刈り上げ祝いであり、収穫祝いでありますが、一番は稲 ...

10月 11月 着物

孫生え

2021/10/20  

稲穂の収穫が終わり、収穫祭や豊穣の取り合わせでお稽古する季節です。その中の取り合わせで、是非この言葉も知っておいて欲しいです。 「ひこばえ」 本来は、木の切り株から新芽が出る様子を表した春の季語ですが ...

11月 茶碗

備前焼について

2021/11/17  

備前焼の良さは、なかなか若いうちには気づきませんが茶道を続けているとふといいかも、と思う時がきます。田んぼの土(ひよせ)で作っているので、粒子が細かくてねっとりとした肌触りです。備前には、いくつかの特 ...

11月 和菓子

亥の子餅

2020/10/24  

炉開きにいただく和菓子に「亥の子餅」というものがあります。 茶色で胡麻や、けしの実などの穀物が生地に練り込んである大福でその姿が猪の子供に似ていることから、この名前があります。 「亥の子餅」は、陰暦の ...

11月 着物

子供の着物の背中についているものとはー背守り(せまもり)

2022/11/11  

小さな子供の着物の背中には、家紋の部分に可愛い縫い模様がついています。これを「背守り」といいます。この目には、縫ってくれたお母さん達のたくさんの愛情が込められています。 「熨斗」の背守りがついた着物。 ...

5月 11月

茶壺道中とずいずいずいっころばしの歌の意味とは

2022/8/12  

「夏も近づく八十八夜」立春から88日目、陽暦の5月1,2日頃のことです。 現在は、茶摘みをしてすぐに新茶として販売していますが、昔は5月に収穫したお茶をすぐには飲みませんでした。 江戸時代は、4、5月 ...

通年 11月 茶入・棗・茶器

大津袋の始まり

2022/8/13  

丹後ちりめんのしぼの肌触りが心地よい大津袋です。利休の妻宗恩が、大津の米屋が京に運んだ米袋を見て考案したと伝えられる袋です。 この大津袋は、棗を茶入として使うときに仕覆の代わりに使われます。棗は無地を ...

4月 11月

桜と紅葉両方描いてある絵柄ー雲錦

2022/11/8  

桜と紅葉、両方描いてある模様を「雲錦模様」といいます。春と秋どちらの季節にも使うことができます。人それぞれに、桜と紅葉に思い出の場所があるかと思いますが、「雲錦」の言葉ができたのは、奈良県吉野からです ...

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