10月

10月 掛軸

清遊

2023/10/27  

風炉の名残りの季節。 お稽古は、中置の点前を終えて長板の寄皆具。寄皆具になると、少し皆具でも軽い感じになり、行く秋を楽しむ気持ちとなる。 それに合わせて、軸は色紙。 「清遊」大徳寺派の要道和尚の筆。 ...

10月 茶花

雁金草(かりがねそう)

2023/10/11  

何とも可憐な花が咲いた。雁金草(かりがねそう) 花弁をよく見ると、髭のようなものが伸びている。この姿が雁が飛んでいるようであることからこの名前。茶会で使いたい花です。

通年 10月 掛軸

神無月と神在月

2022/11/8  

10月は「神無月」            神無月の由来は、10月は日本の神様が出雲大社に集まるため、各地域に神様がいなくなるため、「神無月」と言います。出雲の地域だけ10月のことを「神在月」と言います ...

10月

桐一葉(きりひとは)

2022/10/19  

本日の香合。              「桐一葉落ちて天下の秋を知る」     豊臣秀吉の家臣である片桐且元(かたぎりかつもと)が詠んだと言われています。桐は五三の桐。豊臣家の家紋です。桐一葉が落ちる ...

10月 11月 茶入・棗・茶器

束ね柴

2022/10/11  

束ね柴とは、寒くなる季節に冬支度のため山で小枝を拾ってそれを束ねた様子を表した文様です。薪ではすぐに火が起こせないために、柴を使って火をつけます。こちらは束ね柴の蓋置。 わが家には束ね柴を積んだ舟の蒔 ...

10月 茶碗

猿猴捉月(えんこうそくげつ)

2022/10/3  

猿猴捉月(えんこうそくげつ)の茶碗。 こちらは、南禅寺の長谷川等伯の襖絵を参考に描かれている茶碗です。 猿猴とは、猿のこと。猿が月を捉えようとしている図柄です。上ではなく、下に手を伸ばしているのは水に ...

10月

大黒様

2021/10/8  

大黒様とは、大国主命のこと。「大黒天」からきています。大黒天はインド神話にルーツを持つ神様でしたが、日本の仏教に取り入れられ、七福神の神様の一人となりました。 大黒様が大国主命と同じになるのは、後のこ ...

10月 11月

神嘗祭と新嘗祭

2021/10/3  

「神嘗祭」は10月17日。       伊勢神宮で執り行われる行事である。「神」は日本の氏神である天照大御神の意。「嘗」はご馳走の意。伊勢神宮の天照大御神に今年とれた初穂をお供えして感謝する日です。 ...

10月

中置

2023/5/7  

10月は「名残り」の季節です。昔の新茶は11月。5月に茶葉を摘んではいますが、茶壷に詰めて半年寝かせて置き11月に茶壷を開いて新茶としていただいていました。11月から使い始めた茶葉が年をまたいで10月 ...

10月 11月 茶入・棗・茶器

紅葉狩

2021/10/29  

能の演目に「紅葉狩」があります。 平維茂(これもち)の鬼退治の話です。 維茂が戸隠山で鹿狩りをしている途中、高貴な女に誘われ、酒を勧められ酔いつぶれてしまいます。 高貴な女は、戸隠山の鬼神であり、眠っ ...

通年 10月 蓋置 懐石

吐月峯

2020/11/25  

静岡県の北部にある「吐月峯柴屋寺(とげっぽうさいおくじ)」は、「駿府匠宿」の奥にあり、ひっそりと佇んでいます。 「吐月峯(とげっぽう)」といったら「はいふき」のことを言うという時代がありました。それは ...

10月 11月 着物

孫生え

2021/10/20  

稲穂の収穫が終わり、収穫祭や豊穣の取り合わせでお稽古する季節です。その中の取り合わせで、是非この言葉も知っておいて欲しいです。 「ひこばえ」 本来は、木の切り株から新芽が出る様子を表した春の季語ですが ...

10月 茶花

2020/10/29  

葉っぱは藍染に使いますが、花が咲くと何とも可憐なピンクと白色の花が咲きます。蓼科の植物の藍です。 花が咲いてしまうと、藍染に使うことができなくなります。色が薄くなってしまうので、花が咲く前に葉を収穫し ...

通年 10月

孤峰不白

2024/11/13  

川上不白は、江戸千家、表千家不白流の流祖であります。 和歌山県新宮に生まれ、表千家7代如心斎から茶道を学びました。22才で「宗雪」の茶名をもらい、31才で真台子を伝授され、その如心斎から頼まれて江戸に ...

9月 10月

中秋の名月

2021/9/23  

はむぱんさんによる写真ACからの写真 「中秋の名月」とは、秋を三つに分けたちょうど真ん中の満月の日を「中秋の名月」と呼びます。昔は旧暦の8月15日だったことから「十五夜」とも呼ばれます。 「中秋の名月 ...

9月 10月

月の兎

2021/9/23  

なぜ、月の中に兎がいるのでしょうか。 小さい頃には考えなかったことを、調べてみました。答えは、仏教説話にありました。 昔、帝釈天が獣たちの善意を試そうと食べ物を乞うた時、猿は木の実を、狐は魚取ってきて ...

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