6月 茶花

木賊・砥草(とくさ)

七海ゆきさんによる写真ACからの写真
 「とくさ」は茎の表面がザラザラしているために木材や金属、爪などを砥ぐ研磨剤として使われたことから「トグクサ(砥草)」と名付けられました。別名である「ハミガキグサ(歯磨草)」は、茎を歯磨きの代わりに使っていたことに由来しています。
 木賊と兎の組み合わせで「木賊兎」という文様がありますが、これは世阿弥の能「木賊」から生まれた文様です。京都祇園祭の山車のひとつ「木賊山」も同じです。我が子と生き別れになった老父が信州の園原(そのはら)という木賊の原で再会します。園原は月見の名所として知られていました。文様には月の代わりに月に住んでいるといわれる兎が登場します。「木賊兎」は月の名所、園原であり、謡曲「木賊」をテーマとした文様となりました。

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