
松花堂弁当とは4つに区切られたお弁当箱のことであります。仕出し弁当として、よく使われている形です。このお弁当は、茶道と関係があります。
京都の南、石清水八幡宮の社僧に寛永の三筆とよばれ書にすぐれた松花堂昭乗という方がいました。昭和初期、昭乗の庵に吉兆のご主人がよばれました。その庵に深さ4センチくらい十文字で4つに区切られている四方箱が五つほど重なっていました。土地のお百姓さんが籾殻を仕分けするのに使っていた箱を昭乗さんが春慶塗りにして四方角に銀金具をつけて、タバコや薬などを整理するための仕分け箱として使っていたようです。これを見た吉兆のご主人が料理にも使えるということで、昭和12年にお弁当箱として作り「松花堂弁当」として売り出したのが始まりです。
元の四方箱よりも少し深くして蓋をつけ、最初は入れるものにある程度決まりがあったそうです。右上には木皿に入れた刺身などの向付。左上には、口取りという前菜と焼き物。左下には染付皿に盛った炊き合わせ。右下には、ご飯。それに吸い物椀とぐい呑みを添えて一揃いだったようです。現在では、ご飯を盛る位置が逆、左下に入れてある松花堂弁当が多いなと思っています。懐石の置き方にならって変わったのかと思っています。
懐石のご飯と汁と向付の三光の置き方。ご飯は大切なものという考え方から、左上位。左側に置きます。ご飯と汁を逆に置くと「夷膳(えびすぜん)」と呼ばれ、礼を欠くことになります。

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