2月 和菓子

桃太郎のお供

鬼退治といったら、桃太郎の話。桃から生まれたから桃太郎。なぜ、桃から生まれたのか?を調べてみると面白いです。

「桃」という漢字は「木」と「兆」という文字に分かれます。「兆」には「兆し」という意味があります。未来を予知して、魔を防ぐ意味があります。桃太郎は、未来を予知する桃から生まれたことによって、鬼退治をすることになったのです。梅太郎や梨太郎じゃ強い男の子にならなかったわけですね。

そして、桃にはもう一つ意味があります。「兆」は「たくさん」という意味です。桃は春早く花を開き、多くの実を結びます。桃は強い生命力の象徴なのです。

そして、桃太郎の鬼退治の時のお供は「猿・雉・犬」です。干支の回りでいうと「申・酉・戌」です。

これは五行相生と関係があります。桃は「西王母」ともいいますので、「西」=「金性」。詳しくは説明しませんが「金性」と相生がいいのは「土性」です。十二支を五行で表すと、「申と酉」=「金性」金性は2つしかないから相生のいい「戌」=「土性」がお供に加わっています。

そして、お供にするためにあげた「黍団子」。「黍」の色は「黄色」=「土性」なので相生がいいわけです。桃太郎が草餅をあげていたら「青色」=「木性」で相剋といってお互い対立する仲になったはずです。

「赤色」=「火性」と「青色」=「木性」は桃太郎の「金性」と相剋の関係です。そのため、鬼ヶ島に出てくる鬼は赤鬼・青鬼なわけです。

う~ん、深く追及するとこれまた止められないです。でもこの話は余談です。茶室でこの話をしたら、頭痛くなります。茶道というものは、もっと感覚で楽しむものです。

鬼は「丑寅」の方角から入ってきます。その反対の方角を守っている「申酉戌」をお供につけたんだなくらいを知っているで十分ではないでしょうか。

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