4月 茶花

姫空木(ひめうつぎ)


 空木(うつぎ)の花は、白さが際立っていて蕾になると咲くのが待ち遠しい花です。なぜ「うつぎ」を「空木」と書くかというと、茎の部分がストローのような空洞になっているからです。
 我が家の空木は「姫空木」です。空木には様々な種類があります。「梅花空木」・「つくばね空木」・「三つ葉空木」などです。
 空木は別名「卯の花」といいます。四月の別称「卯月」の頃に咲くから卯の花と呼ばれるようになりました。
 また、豆腐のしぼりかす(おから)を卯の花と呼ぶのは、白い花がたくさん咲いている様子としぼりかすが似ていることからです。「空木」と「おから」が茎がストローのようで空っぽ、豆腐のかすで空っぽ、で同じようだからとも言われます。卵と鶏のように、どっちが先か?の話みたいです。

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