「御本立鶴茶碗」は大福茶で細川三斎の喜寿をお祝いする時に、小堀遠州が茶碗の形をデザインして、三代将軍家光が描いた立鶴の絵図面を送り、釜山で焼いたものが始まりです。形は少し口縁が広がっていて立鶴の絵は、全体を白土で象嵌していて、くちばし、足、羽は鉄釉が少し施されています。全体は枇杷色で御本の特徴のピンクの斑点(鹿の子)が出ています。同じものが、三、四個現存しています。大福茶用に作られたので、お正月の濃茶にはとても良いです。
この「立鶴茶碗」高台に特徴があります。高台が三つに割れていますが、その高台の長さが三つとも違います。兜巾がしっかりとあります。
写しは本歌にならってできています。
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