露草を茶花として入れるのはなかなか難しい。午前中しか咲かないで、すぐに花を閉じてしまう。でも、閉じた花の形も可愛いので生けてみる。蝉籠に昼顔と露草。何とも涼しげで好評。
露草は別名「地嶽花」と呼ばれる。露草の花を絞った汁は、江戸時代から友禅染めの下絵を描く染料として使われていました。この汁で下絵を描いた後に、色を入れていき、水で洗うと露草の花の汁は、簡単に消えてしまうそうです。しかし、この露草の花の汁を絞るのが江戸時代から大変な作業だったそうです。露草は、7月~9月の暑い時期の午前中しか咲かない。この小さな花を人の手で摘みこれを揉んで絞って汁を濾して和紙に塗りつける。これを何十回と繰り返して、和紙に重さがでるまで繰り返して乾燥させるそうです。できた和紙の名前は「青花紙」暑い中の作業が大変なために「地獄花」の異称があるそうです。この「青花紙」は、滋賀県の伝統工芸品とのことです。大事な伝統を守るため、一時一軒しかなくなったこの和紙を作る職人さんが今では四軒くらいに戻ってきているということです。頑張って欲しいです。
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