花入

園城寺(三井寺)

「園城寺」という千利休が作った花入があります。これは、利休が秀吉の小田原攻めに同行した時に、伊豆の韮山の竹で作った3作の内の1つです。「園城寺」という名は、利休の子息である少庵がつけたもので、この花入には、竹に大きな割れが入っていて、この割れの部分が大津の園城寺(三井寺)に伝わる「弁慶の引摺り鐘」に似ていることから少庵がこの名前をつけました。

「弁慶」とは、武蔵坊弁慶のことで元は比叡山延暦寺の僧でたいそう武術を好んだようです。五条大橋で源義経と出会ってから郎党として義経に最後まで仕えました。

そして「弁慶の引摺り鐘」とは、元は承平年間に田原藤太秀郷という方が園城寺に寄付した鐘のことです。その後、山門(延暦寺)との争いで弁慶が奪って比叡山に担いで帰り、鐘を撞いてみると『イノー、イノー』と響いた。イノーとは、関西弁で帰りたいという意味。帰りたい、帰りたいと響く鐘に怒った弁慶は、そんなに園城寺に帰りたいならとその鐘を谷底へ投げ捨てた。その時にできた傷やひび割れや欠けが今でも残っています。  

現在復興して鋳造された三井寺の鐘は、「日本三銘鐘」の一つです。この鐘は、音色のよいことで知られていて、ビルなどが建っていなかったころは静岡県あたりまで、音が聞こえたらしいです。「形の平等院」「銘の神護寺」「音の三井寺」として三銘鐘の一つに数えられています。鐘の上部には、百八煩悩に因んで百八個の乳という突起がある最古に作られたものです。

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