「普化禅師」のことを上手く書けるか。とりあえず教えてもらったことを記録として残しておきたいと思う。
「普化禅師」は鈴を持って全国を練り歩き禅を問いた和尚さんです。変わり者の和尚さんとして伝えられていますが、詳細はわかりません。
「普化禅師」が亡くなる時の話が面白く、棺桶まで作らせて「今日、東門から入滅する」と言うので、皆で集まると「今日はやめた。明日南門から入滅する」と言う。これを繰り返していたら、誰も集まらなくなった。集まらなくなったのを機に、自分で棺桶の中に入り、入滅してしまったという話。棺桶は空っぽで、ただ空の上で鈴の音だけが聞こえていたという逸話が残っている。この「普化禅師」の話から「普化る(ふける)」という居なくなるという言葉が生まれた教えていただきました。
そんな話を音楽の先生としていたら、「普化禅師」は「普化宗」に繋がっていますよね、と教えていただきました。
「普化宗」は「普化禅師」を始祖とした禅宗で、普化の教えを尺八を吹きながら全国を練り歩き教えを伝えたものです。虚無宗とも言い、虚無僧となり伝え歩いています。
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