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春雨
2024/2/20 harusame
春雨の季節 サーと降る雨が終わると暖かくなり花が開く。 床の間には 「芽柳や土堤に行きかう地の目傘」 お弟子さんに「春雨」? 食べ物の「春雨」と関係ありますか、と聞かれて調べてくれました。 中国から春 ...
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クリスマスローズ
2022/4/6
冬が終わるころ、可憐な花を咲かせるクリスマスローズ。 茶花として使われない気がしますが、和名で使うととても素敵な茶花になります。 「初雪起こし」 なんとも可憐な和名。 春早い季節にぴったりです。 「寒 ...
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醍醐の桜
2021/9/28
桜満開の季節。 桜にまつわる絵柄があります。 「桜と幕」の絵柄の茶碗。この茶碗の絵柄は「醍醐の桜」です。 「醍醐の桜」とは、豊臣秀吉が晩年に旧暦3月に開いた京都伏見の醍醐寺三宝院裏手の山麓で開いた花見 ...
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利休忌
2023/3/14
2月28日は利休忌。旧暦3月28日までに各流派で利休忌が行われます。 我が流派では、利休様に供茶を差し上げてから、同じ茶で拝服します。その後、五事一行という七事式を行い、埋み豆腐を頂いて終了となります ...
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ぼた餅とおはぎ
2021/9/19
春彼岸とは、3月の春分の日をはさんで前後3日合計7日間のことです。秋彼岸とは、9月の秋分の日をはさんで前後3日合計7日間のことです。彼岸というのは仏教用語で、現世を「此岸(しがん)」と呼び、それに対し ...
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釣釜
2022/3/2
三月は釣釜の季節です。 いつでも使ってよい釣釜ですが三月に好まれる理由があります。 二月までは大きな釜を使います。これは、寒い季節なので釜の蓋を開けたときに湯気がたくさんあがり暖かく感じるためです。そ ...
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お水取り
2023/3/7
東大寺二月堂修二会(しゅにえ)のことを、「お水取り」と言います。これは、11人の僧侶が一般の人に代わって苦行を引き受け、安泰を祈る行事です。 旧暦2月1日から14日まで行われていた行事を現在では3月1 ...
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右大臣と左大臣
2023/5/26
弓矢を持つ二人。お内裏様とお雛様の護衛をしている随身は、左大臣と右大臣です。 左大臣はお年寄り。 右大臣は若者。 左上位の時代ですから、左大臣の方が上の位です。 服装の色でも位がわかります。 緋袍は五 ...
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お雛様とお雛様の三人組(三人官女)
2022/3/9
お雛様は、赤い着物を着ていることが多いですね。これは、女の子の身代わりをしてくれるお人形ですから魔除けの意味があります。 そして、お雛様の持ち物といえば扇です。これは、笑ったときの口元を隠すために持っ ...
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お雛様の三人組(仕丁)
2021/2/26
仕丁は、台傘(だいがさ)・沓台(くつだい)・立傘(たてがさ)の3人一組のお人形。 お雛様の下の段にいるこの3人。 傘と靴を持つ役の人です。 この方たちの顔は、泣いている顔と怒っている顔と笑っている顔。 ...
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笏と冠
2022/3/3
お内裏様について書いてみようと思います。お内裏様が持っている笏。この笏は、昔どんなふうに使われていたかご存知ですか。座禅の時にお坊さんが持っている警策とは違います。 昔の笏には、紙を張り付けたものが残 ...
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桃の節句
2021/2/23
雛祭りは五節句の一つ。三月三日、上巳の節句にあたります。 ひな祭りは、上巳の日にひと形(形代)を持って身体を撫でさすり、息を吹きかけ、形代に穢れをうつしてその形代を水に流す流し雛というのが始まりです。 ...
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ひなあられと菱餅
2022/2/28
三月三日のお雛様の和菓子といったら「ひなあられ」これは、雛祭りが室内ではなく、流し雛だった頃のおやつでした。女の子の穢れを形代につけて川に流した流し雛。川に行く時のおやつが「ひなあられ」でした。「ひな ...