お雛様は、赤い着物を着ていることが多いですね。これは、女の子の身代わりをしてくれるお人形ですから魔除けの意味があります。
そして、お雛様の持ち物といえば扇です。これは、笑ったときの口元を隠すために持っています。
お雛様に仕えている三人官女。こちらのお顔も三人とも違う顔をしています。「ムスビ」「眉なし」「口開き」と言われます。真ん中の座った官女は、結婚しています。お雛様によっては、眉毛が剃ってあったり、お歯黒をしていたりします。
両隣りの官女は立っていますが、口が開いている官女と結んでいる官女です。この三人にも意味があります。
真ん中の官女は、結婚しており「よく仕えること」。
右の人は口を閉じていて「おしゃべりしないこと」。
左の人は口を開け笑っていて「笑顔を絶やさないこと」という意味が込められているのです。
良妻賢母の女性像を表わしています。
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