1年の半分が終わる月となりました。暑くなるこれからの季節に暑気払いの和菓子です。
「水無月」といいます。宮中ではこの季節、暑気払いとして氷室の氷を召し上がったようです。しかし、庶民は氷室の氷など手に入りませんでしたので、氷の代わりに三角形の外郎菓子を頂いていたのです。上にのせる小豆は、厄除けの意味です。
「水無月」は電子レンジで簡単に作ることができます。
小麦粉160g、砂糖160g、水600ccをよく混ぜて、漉したものを15×20cmくらいの耐熱用に入れて蓋をせずに電子レンジで13分加熱します。ぬれ甘納豆をしいて、さらに電子レンジで3分加熱します。冷蔵庫に入れて冷やせばできあがりです。
この季節、一緒に飾りたい「半夏生」という花があります。「半分の夏を生きる」ちょうど1年の半分の6月頃に咲く花の名前としてつけられていますが、この花はこの頃になると、上の葉っぱだけ白くなります。半分化粧をしているようにも見えることから「半化粧」と書かれたりすることもあります。
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