「いろは」詞と同じように、「あめつち」詞という手習い詞があります。
あめ つち ほし そら やま かは みね たに くも きり むろ こけ ひと いぬ うへ すゑ ゆわ さる おふせよ えのえを なれゐて
「天 地 星 空 山 川 峰 谷 雲 霧 室 苔 人 犬 上 末 硫黄 猿 おふせよ えのえを なれゐて 」
「え」を2回繰り返して48音で作られています。
自然界の言葉を連ねた後に言葉遊びのように意味のない音を連ねた48音。平安時代には作られていたようで趣きのある言葉です。
色々な場面で道具組できる言葉と思っています。
◯「いろは」と同じく「はじめの一歩」「初心」「産声」
◯始まりととらえ「春」「風炉開き」「炉開き」
◯「天地」ととらえ、自然界の様々な森羅万象
◯「天地」で天の神を太陽の恵み、地の神を土の恵みは茶そのものに繋がります。
どんな趣向で使おうかな、とワクワクする言葉です。