扇は団扇と違い、日本で作られたものです。末広がりになっている形が吉祥文として好まれました。
檜扇は、平安時代に貴族が使ったもので、男性用は無文であり束帯着用時に笏の代用としても使われていました。女性用は口元を隠すために美しい大和絵が描かれた袙扇(あこめおうぎ)を持っていました。
地紙(じがみ)は、扇に貼る紙の部分だけの文様。地紙には様々な美しい絵が描かれています。
扇流しは、流水に扇を流した優雅な文様。京都の三船祭りからきていて、芸事の上達を願い、願い事を書いた扇面を川に流します。
半開扇は、開ききっていない扇が、ものの不完全さを表し「わび」につながるとされる。「完成」への途上にあることへの象徴の文様。
扇菱は、閉じた扇子四つを並べて菱形にした文様。
破れ扇は、扇の所々が破れた珍しい文様です。昔の人は、朽ちたもの破れたものにも美を見いだしていた表れの文様です。
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