我が家に「左馬」の蓋置があります。「左馬」というのは「馬」の文字が逆さまに描かれている文様のことです。蓋置そのものが絵馬の形になっていますので、端午の節句に使っても良いかと思います。本来は「左馬」の絵柄は、「おめでたいことの始まり」か「商売繁盛」で使われます。
我が家にあるもう一つのもの。「左馬」の茶碗です。朝日焼の初窯で作られた茶碗です。新しい窯の初めての作品という縁起が良い事にちなんで、左馬の象形文字が押されています。なぜ、左馬が縁起がいいのかというと、「馬(うま)」を反対にすると「まう(舞う)」良いことが舞うから縁起がいいのです。
Taimei07さんによる写真ACからの写真
もう一つ。茶道とはあまり関係がありませんが、将棋の駒で「左馬」の駒があります。こちらも反対から読んで「まう(舞う)」お金が舞うので商売繁盛につながります。お店に置いてあることが多いのはそのためです。
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