風炉の名残りの季節。
お稽古は、中置の点前を終えて長板の寄皆具。寄皆具になると、少し皆具でも軽い感じになり、行く秋を楽しむ気持ちとなる。
それに合わせて、軸は色紙。
「清遊」大徳寺派の要道和尚の筆。
十三夜も控えて、うさぎの絵。うさぎが健やかに遊ぶ様子の言葉かと思えば、違う。
「清遊」とは、「風流に遊ぶ」ということ。何とも風炉の名残りの茶にふさわしい。
お稽古は、皆具の薄茶に始まり、濃茶、唐物、盆点まで。何とも充実した一日となりました。
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