「十三里」とは「さつまいも」の別名です。江戸時代に使われていた言葉遊び。

さつまいもは栗より美味しいことを表現したものです。
「栗(九里)より(四里)うまい十三里」ということ。
さつまいもがたくさん取れたのは、川越だったことから、江戸城から川越は十三里離れていたことからもこの名前がついたとされています。一里は約4キロ。東京から川越までが約50キロ。確かに十三里くらいです。
また、江戸時代、焼き芋の売り出し文句として「栗(九里)には及ばないが、それに近いほど美味しい」という意味で「八里半(はちりはん)」という言葉が使われました。
お月見や収穫祭の季節、知っておきたい言葉です。