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蝙蝠(かわほり)扇
2024/9/25
お弟子さんが持っていた扇子。 5本の骨しかなくて、通常の扇子の半分ほどしか開かない扇子です。 名称は「蝙蝠(かわほり)扇子」といいます。 広げた姿が蝙蝠が飛んでいる姿に似ているからこの名称がついたよう ...
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献上博多帯の模様の意味
2024/1/3
献上博多帯の柄は、「子持ち縞」「独鈷」「花皿文様」からできています。両端から2番目の二つの「独鈷」は護身用の仏具で女性の守り刀の文様です。真ん中の一つの「花皿」は供養の花の入れ物の文様です。 そしても ...
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ミンサー織り
2023/11/6
ミンサー織りの基本の形には意味があることを教えていただいた。 ミンサー織りには五つ玉と四つ玉が交互に連なって織られています。これには、「いつの世も(五つ四つ)末長く幸せに」という意味が込められているそ ...
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七五三
2020/11/15
11月15日は「七五三」ですね。子供の成長を祝うものですが、始まりは江戸時代、徳川三代将軍家光の四男、徳松(後の将軍、綱吉)が病気がちであったため、徳松が無事に5才になったことをお祝いしたのが始まりと ...
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孫生え
2021/10/20
稲穂の収穫が終わり、収穫祭や豊穣の取り合わせでお稽古する季節です。その中の取り合わせで、是非この言葉も知っておいて欲しいです。 「ひこばえ」 本来は、木の切り株から新芽が出る様子を表した春の季語ですが ...
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有松絞り
2020/8/22
有松絞りの浴衣を作ってもらってきました。まずは、名古屋から電車で20分名鉄「有松」駅で降りて、徒歩5分「有松・鳴海絞会館」で絞り文化と展示を堪能しました。2階では絞りの実演が行われていて、作業中のお ...
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菱形を重ねたような文様は何ですかー松皮菱
2020/6/2
菱形の上下にさらに小さな菱形を重ねたように見える柄は「松皮菱」です。松の皮をはがした形に似ているのでこの名前がついたといわれています。家紋にもたくさん使われています。 この写真と松皮菱の文様似てい ...
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なぜ茶室で着物を着るのか
2020/6/2
茶室では、着物を着ることが大切です。なかなか一人で着るのが大変で一歩が踏み出せないものですが、着物でお点前すると、なぜ右手で取るのか、三手で水指の蓋を開けるのか、建水をすすめるのかということがわかる ...
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草履の揃え方
2020/8/16
茶会の大切なお仕事に下足番があります。私も娘も小学生の頃に、最初に覚えた茶会の仕事です。 下足番の一番の仕事である草履の揃え方です。ぴったり揃えて置いてはいけません。少しだけ間を離して揃えると、履 ...
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子供の着物の背中についているものとはー背守り(せまもり)
2022/11/11
小さな子供の着物の背中には、家紋の部分に可愛い縫い模様がついています。これを「背守り」といいます。この目には、縫ってくれたお母さん達のたくさんの愛情が込められています。 「熨斗」の背守りがついた着物。 ...
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着物の地模様の柄ー紗綾形(さやがた)
2021/10/15
「紗綾形」なんて模様知らないです。そんなことないですよ。ご自身の着物の地模様、あるいは長襦袢の模様をよ~く見てみてください。それが紗綾形(さやがた)です。紗綾形は卍崩しや雷文繋ぎとも言われる模様です。 ...