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着物の地模様の柄ー紗綾形(さやがた)
2021/10/15
「紗綾形」なんて模様知らないです。そんなことないですよ。ご自身の着物の地模様、あるいは長襦袢の模様をよ~く見てみてください。それが紗綾形(さやがた)です。紗綾形は卍崩しや雷文繋ぎとも言われる模様です。 ...
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柄杓の合をかけるか落とすかの違い
2021/5/25
「こぼし」は、茶道具の中で一番目立たない縁の下の力持ちです。茶碗をすすいだ湯水をこぼすので「こぼし」と言います。水を建えし(くつがえし)て捨てるという意味で「建水」とも言います。 点前の運び出しの ...
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都忘れ
2020/6/2
茶花を庭で育てています。鉢植えで育てるのは苦手なので、直植えしています。でも、強い花が勝ってはびこってしまい、悩ましいところです。 好きな花の一つ「都忘れ」 この花は、承久の乱で敗れた順徳上皇が ...
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扇子の意味と畳の縁の色
2021/4/14
茶席に入る前に、敷居より手前に扇子を置いてあいさつをします。扇子の要(かなめ)が右で竹の面が上下になるように置きます。右手で扇子を帯から抜き取り、要の方を持っておき、畳付きには竹の面に置くことで、扇子 ...
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高さのある茶碗の名前は何ですかー馬上杯
2022/2/10
兜を飾る季節。男の子の節句にちなんで、茶道具にも馬に関係のあるものを用意したいものです。 水指は、相馬焼の馬の絵。そして、高台の高い茶碗は「馬上杯」です。五節供の一つですから、合わせて日の丸棗を出しま ...
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桜と紅葉両方描いてある絵柄ー雲錦
2022/11/8
桜と紅葉、両方描いてある模様を「雲錦模様」といいます。春と秋どちらの季節にも使うことができます。人それぞれに、桜と紅葉に思い出の場所があるかと思いますが、「雲錦」の言葉ができたのは、奈良県吉野からです ...
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扇子が川に流れている絵柄ー扇面流し
2023/5/23
扇が流されている模様は「扇面流し」といいます。 開いた扇子が水に流されている絵です。扇子は紙なので、水に流したら濡れてしまうのに、と不思議に思っていました。 調べてみると、京都嵐山の車折神社の「三船祭 ...
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柄杓をなぜ伏せるのかー丸卓
2020/6/11
「丸卓の木地だけは、柄杓を伏せて飾りますよ。」先生の言葉に「なんで、丸卓の木地だけ伏せるのだろう。」と思っていてもお稽古の場ではなかなか聞けないものです。 棚と柄杓の置き方に陰陽和合の決まりがあります ...
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茶杓の真行草
2020/6/9
真の茶杓ー無節・象牙 行の茶杓ー止節(元節) 草の茶杓ー中節・竹以外で作られた茶杓 茶杓の始まりは、中国から象牙で伝わりました。抹茶は薬として伝わり、茶杓は薬をすくう茶匙として伝わったので、乳鉢です ...
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柄杓の炉と風炉の違い
2020/6/11
炉と風炉の柄杓の見分け方は、3か所あります。合の大きさ・柄の切り止め・ハネの3か所です。 「どちらが風炉の柄杓でしょうか。」夏にお弟子さんに問うてみたら、「暑いからたくさん抹茶を飲みたいので、 ...
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抹茶の頂き方ー三口半
2023/3/17
「三口半でどうぞ。」初めて抹茶をいただく時に、先生がよく使う言葉です。三口半で飲むの難しいな、と思うかもしれませんが、お点前している人の方が、三口半のお湯の量を入れるの難しいなと思っていると思います。 ...
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茶筅(ちゃせん)を回す仕草の意味はー茶筅とうじ
2020/8/27
茶道における美しい所作の一つが「茶筅とうじ」。「茶筅とうじ」は「茶筅湯治」という字をあてます。茶筅を温めて、やわらかくして抹茶を点てやすくするための動作です。 「回してコチンそして見て、回してコチ ...
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帛紗・服紗・袱紗(ふくさ)の起源としまい方
2020/8/27
「帛紗(ふくさ)さばき」帛布・服紗・袱紗(ふくさ)とも書きます。茶道を始めたら、最初に覚える所作です。 帛紗の起源は諸説あるようですが、「玉勝間の十三の巻」に『物のやわらかなる事を、ふ・く・さと云 ...