4月

透木釜

4月に入ると透木釜になります。

裏甲釜の透木釜

3月は釣釜。春とは言ってもまだ肌寒さも残る季節。釣釜にして五徳を外し、少し釜を持ち上げる。すると、炉中に炭の赤さが見えて温かみが席中に伝わるという仕掛けです。

4月になると、春本番。本当に暖かくなってきますので、炭は見えなくてもいいということで、五徳を外しまま炉壇に透木を挟み羽根のついた釜を被せてしまいます。こうすることで、炭が見えなくてなり赤さも防げます。そして、5月の初風炉に移っていくのです。3月4月5月と細やかな季節の移り変わりがあるのです。

杖つき釻

そして、我が家の「裏甲釜」は「杖つき釻」になっています。雲龍釜によくついている蓋置であります。女性も素手で釜の蓋を取ることができる釜です。茶巾をのせる時だけ、釻を奥に落とします。

茶巾をのせた時

釻のつまみの持ち方がとても難しいです。少しの熱さと重みがあるので、釻をぶらぶらさせて釜の蓋を取ってしまいますが、親指に力を入れて釻をぶらぶらさせないように持つことができるようにしたいです。

✕な持ち方
◎な持ち方

「透木釜」

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「富士透木釜」

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「透木」

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