長門沢瀉の家紋が描かれた棗。
「長門沢瀉」というのは萩藩毛利家の替紋です
毛利元就が戦のときに、沢瀉に蜻蛉が止まるのを見て考えた替紋です。
「沢瀉」は葉先が尖っているので「勝ち草」と言われます。
「蜻蛉」は後ろに下がって飛べないので、前へ前へしか飛べないので「勝ち虫」と言って武将に好まれます。
「勝ち草」の上に「勝ち虫」が止まっているとは、何とも縁起がいいということで、毛利家の替紋になったということです。
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